はじめに
まずこの写真を見て下さい。
こちらはなんとスマホで撮影した写真です。スマホは第二世代のiphoneSEで、2年以上前に購入した決して新しくない機種で撮影しましたが、なかなか綺麗に撮れていると思います。正直ここまでと思っていなかったので、驚きました。被写体のパスタは私が作った物なので盛り付けが下手なのはご勘弁下さい。
今回はこの様にスマホでも本格的な料理写真が写真撮れてしまうLEDライト 「Falcon Eyes RX-18TD」という商品のご紹介です。
撮影方法や、商品の詳細、何がどう簡単なのか、などのお話をしていきたいと思います。
価格、今回の撮影方法
価格は、23年2月現在でアマゾンで ¥33,925-です。
撮影方法は以前の記事(動画)でお伝えした通り半逆光の状態でライトを当てています。スマホは少しズームをして撮影します。
なるべく被写体(撮影するもの)のギリギリまでライトを近づけましょう。
そして、ライトの反対側にレフ板を置いてシャドウ部分を少し明るくしております。レフ板は100均で購入した発泡スチロールの板をテープで留めたものですが、これは厚紙でもスケッチブックでも白い紙であればなんでも良いです。
撮影時は他の光が入らない様に部屋の照明等は必ず消して下さい。夜に撮影する方が好ましいですが、日中撮影する場合は必ずカーテン等を閉めて外の光が入らない様にして下さい。
以下は経緯や、製品の詳細、他の機材や撮影方法との違い等の説明です。
今回ご紹介する事にした経緯(読み飛ばして頂いて結構です)
私は仕事で飲食店のホームページ用の撮影をする事が多いのですが、撮影後、新らしいメニューが出来た時にご自身で撮影しないといけないという状況がよくある様です。
カメラを持ってない方が多いのでスマホや、タブレットで近い品質の写真を撮影する方法をお伝えのですが、その際は以前の記事にも書いた太陽光を利用して撮影する方法を紹介させて頂きます。
しかし、夜にしか出勤しないので撮影出来ないという場合や、条件の良い太陽光が入らない状況である場合、太陽が昇っている時間は忙しくて撮影出来ない等のご意見をよく頂きます。
その場合、もちろん太陽光以では撮影が出来ないので、照明機材を使用して撮影する必要があります。
今回はそんな状況の時に簡単に撮影する事が出来る、LEDライトをご紹介させて頂きました。
また太陽光は、天気や時期時間によって光が異なるので、安定した条件での撮影が難しいのが現状です。
今回の様に照明を使用する撮影が出来れば安定した品質での撮影が可能となります。
製品の詳細
この商品は4年ほど前に購入したので、決して新しいものではありません。しかし現在他に似た様な商品で、もっとコスパが良い物が無いか探しましたが見当たらりませんでした。
この商品の最大のメリットは100Wの出力と、光源の面積が広い事です。
出力は単純に明るさです。普通に使える出力だと思います。
光源の面積が広い事が最大のメリットだと思っております。光源の面積が広いので直接当ててもそこそこ柔らかい光で撮影する事が出来ます。
購入するとこの様なケースがついてくるのでこのまま持ち運びが可能です。
この様なソケットも付いてくるのであとはライトスタンドがあればすぐに使用可能です。ホルダーを組み立てればライトスタンド が1本あればすぐに使用できます。
念の為に以前ご紹介したNEEWER製のライトスタンドのURLを貼っておきますが、軽い製品なので、もっと細いやつでも良いかもしれません。
また、発光部が柔らかいので、丸めたりして変形させて使用したり、裏にマジックテープ等を使用して壁や天井等に貼り付けて使用する事も可能です。
コントロール部で色温度や出力が細かく変更する事ができます。今回の撮影では出力は最大の100%で使用しています。
コントロール部の裏面にはVマウントバッテリーがセットできる様になっているので、ACケーブル無しでも使用ができる様です。(私は試した事ないです)
環境光や他のLEDライト、ストロボと一眼カメラを使用しての撮影とどの様に違うのか
まず、ストロボと一眼カメラで撮影した写真です。
使用した機材
カメラ、ラジオスレーズ、レンズ、ストロボ2台、ライトスタンド大サイズ、ライトスタンド小サイズ3本 、アンブレラ、トレーシングペーパー、トレーシングペーパーポール2本、レフ用白ペーパー
セッティングはこの様になります。
まあまあ大掛かりなセッティングになってしまいます。
そしてはじめにお見せしたLEDでスマホで撮影した写真です。
使用した機材
スマホ、LEDライト 小ライトスタンド レフ板(100均材料でDIY)
セッティングはこの様になります。
ちなみにレフ板を使用しないとこの様になります。
一眼カメラで撮影した写真の方がクオリティが高いのは当然ですが、LEDとスマホの写真も普通に使用できる品質ではないでしょうか。
なんと言ってもセッティングが楽なのがとても良いですね!!
環境光で撮影した写真です。
今回はダイニングのライトで撮影です。
非常に不味そうな写真ですね。
他の光源の面積が狭いLEDライトを直接あてた写真です。
今回はAD300というストロボのLEDを使用しました。他のLEDライトもこの様にモノブロックの様な形をした物が多かったので参考になるかと思います。直接光を当てるとこの様に強い影が出てしまいます。光源の面積が狭いと光が硬くなるのでこの様な結果となります。
同じLEDライトを使用して光の質が柔らかくなる様にアンブレラを使用しました。
アンブレラ等のアクセサリーを使用すると光の質は柔らかくなりますが圧倒的に光が弱くなります。
結果LED以外の光が影響してしまい陰影やシャープさが無い写真になってしまいました。
LEDの出力が12Wとかなり弱いのでこの結果になりましたが、十分な出力の強いライトを使用すれば作例の様な写真が撮れると思います。
この様にアンブレラ等のアクセサリーを使用して光の質をコントロールするのは一般的な方法です。(決してこの方法がいけないという事ではありません)
今回ご紹介のRX-18TDはこの様な手間が要らないので圧倒的にセッティングが楽なのと、光のロスが無くなるのが最大のメリットだと思います。
今回は以上です。では、また次の記事でお会いしましょう。
ちなみに今回の内容もyoutubeにもアップしていますので、よかったらご覧になって下さい。
福岡の出張撮影は「RYO PHOTO」まで!!
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