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みなさん「長時間露光」ってご存知ですか?シャッターを長時間開いて撮影する方法です。
たとえば、車が走る夜の道路を撮影すると、
この様に動いている自動車のライトの残像がビームの様に写る面白い写真が撮れます。
シャッターを長時間開けているので、動いていない道路や風景はそのままで、動いている車のライト等が残像として写ります。
この様な撮影は一眼カメラでしか撮影できないと思われるかもしれませんが(私も最近までそう思っていました)実はスマホでも「長時間露光」という機能があり、似たような写真が撮れます。
スマホでの「長時間露光」のやり方ですが、特別なアプリのインストール等は不要です。
iPhone のiOS 11以降追加された「Live Photos」の「エフェクト」機能を使用します。
まず、カメラアプリを対上げて「「Live Photos」をオンにします。
画面上部にある同心円の形をしたLive Photosのアイコンをタップします。機能がオンになると黄色になります。
そのまま撮影し、撮影した写真を「写真」アプリで開きます。
撮影した写真を上方向にスワイプすると「ループ」「バウンス」「長時間露光」のエフェクトが選べます。ここで「長時間露光」をタップすれば、できあがりです。
実際には一眼カメラの様にシャッタースピードを遅くして撮影しているわけではなく、撮影前後の1.5秒間、合計3秒間の短い動画撮影し、合成して似たような写真を作っているようです。
コツとしては、撮影中の3秒間カメラを動かさない事です。
出来れば三脚を使用しましょう。
一眼カメラで長時間露光を行うときは、撮影モードを「M」のマニュアルモードか、「S,Tv」等のシャッタースピード優先モードで、シャッタースピードを調整して撮影しましょう。
カメラが動かない様に三脚を使用し、手振れ補正モードを「OFF」にして撮影しましょう。
「ON」のままで三脚等にカメラを固定して撮影を行うと、手ぶれ補正が誤動作を起こして、逆にぶれてしまう可能性があるからです。
さて実際にどのような写真が撮れたかみてみましょう。
まず、滝の写真です。普通にスマホで撮影した写真がこちら
長時間露光にしたの写真がこちらです。
滝の流れがやわらかいシルクの様になっていて美しいですね!
一眼カメラでシャッタースピード30秒で撮影した写真がこちらです。
画質は当然ですが、一眼カメラで撮影した方が、撮影している時間(シャッターが開いている時間)が長いので、その分残像が多くなり、より流れが滑らかで美しく仕上がっていますね。
スマホ、一眼カメラ、両方とも三脚を使用して撮影しています。
続いて車が走る夜の道路です。
スマホで普通に撮影するとこんな感じ
ライトの残像が残る不思議な写真になりましたね。
こちらも、滝の撮影と同じで、一眼カメラで撮影した方が、撮影している時間が長いので、その分残像が多く写っています。また、スマホの様に合成でなく、シャッターが開いている間撮影しっぱなしなので、残像が自然ですね。(スマホは残像が点々になってしまっています)
続いて線香花火の写真です。
火花が映り続けるので残像が固まりの様になって幻想的な写真になりましたね。
一眼カメラでシャッタースピード6~10秒秒で撮影したのがこちらです。
マクロレンズを使用してアップ目で撮影しています。
撮影時の風や、線香花火の火花の出方によって全く異なる写真になるのでとても楽しかったです。
他にも観覧車や、海の波、雲等、動くものを撮影すると、楽しく美しい写真が撮れると思うので、是非チャレンジしてみてください!!
今回は以上です。
また今後も何かスマホで撮影してみたいと思います。
なにか「こういうものをスマホで上手に撮影してみたい」という様なリクエストがあれば是非コメントで教えてください。
また次の記事でお会いしましょう。
福岡の出張撮影は「RYO PHOTO」まで!!
https://ryophoto.com
ちなみに今回の内容はyoutubeにもアップしていますので、よかったらご覧になって下さい。
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