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※この記事は2019年2月9日のものです。
「とりあえずプロっぽい写真がとりたい」シリーズ第1弾の解説編後半
今回の記事は前回の記事の続きです。
もし、前回の記事(動画)や、解説前半をご覧なっていない方は先にこちらをどうぞ↓
解説前半↓
こういう写真を撮ってみましょうという記事の解説編・後半です。
今回の動画はこちらです ↓
では「とりあえずプロっぽい写真がとりたい」シリーズ第1弾の解説編後編いってみましょう。
前回の動画でポイント①~③の解説をしましたので、続きの④~⑦の解説をしていこと思っているんですが、
もう一度ポイントのおさらいからいきましょう。
ポイントは全部で7つです。
①逆光で撮る事
②主役を1つにしぼる
③背景を主役から離れた所に配置する
④レンズを望遠側で撮る
⑤主役になるべく近づいてとる
⑥主役を画面の中心からずらす
⑦絞り(F値)を一番小さい数値で撮る
以上の7つです。
では前回の続きポイント④から解説していきましょう。
ポイント④レンズを望遠側で撮る
これはズームレンズを使用している方前提ですので、短焦点レンズ(ズームできないレンズ)を使用されている方は、このポイントが
おわるまでちょっとお待ち下さい。
今お持ちのレンズはズームできるものでしょうか?でしたら、一番ズーム側にして下さい。何mm~何mmとかいてあったら、
一番大きい数字にして下さい。16-50mmのレンズだったら、50mm。24mm-70mmのレンズだったら70mmに設定してください。
ズームするとレンズが伸びる物が多いです。伸びないのもありますけどね。ズームにすると、お分かりの方が多いでしょうけど、
ファインダーを覗いたときに見える像の範囲が狭くなります。
ワイド側で撮るより、ズーム側でとったほうが、作例の様な主役以外をぼかした写真が撮りやすくなりますし、画面が整理しやすくなります。
ポイント⑤です。主役に近づいて撮る
主役に近づいて撮る事で、主役が大きく写る事で、画面がより整理できるというのは勿論の事ですが、
主役にだけピントが合っていて、それ以外のところにはピントがあっていない状況が強くなります。
主役以外が「ボケている」という状況が強くなりますので、主役とそれ以外の区別が強くなってより画面が整理できる様になると思います。
レンズによって近づける距離が違います。あまり近づきすぎるとピントが合わなくなりますので、気をつけましょう。
次はポイント⑥主役を画面の中心からずらす。
これはプロっぽくみせる事に関してかなり重要なポイントです。例を見てみましょう。主役を画面の中心にして撮影したらこんな感じ、
悪くは無いですが、真ん中からずらしてこう撮った方が、一気に「プロっぽく」なるでしょ?
お聞きした事があるかも知れませんが、「構図」というものです。縦横それぞれ画面の3分の1位にずらすと気持ちよくなる事が多いです。
この構図を作るときはファインダーを真直ぐ覗く事を意識してみて下さい。最初は意外と難しいかもしれません。
もし真直ぐ覗けていないとどうなるかというと、ファインダーのどこかが見えていない状態になるので、ファインダーで見て認識している
構図と実際撮れた写真が違うって事になります。ファインダーを覗いて主役を綺麗に画面の縦横それぞれ3分の1に配置したつもりが
実際に撮れた写真を見ると、主役がぜんぜんちがう所に配置されちゃってる。という状態になります。
これはけっこうあるあるなんですよ。裸眼でファインダーを覗いている方に比べて、私の様にメガネをかけてファインダーを覗く方の方が
この現象はおきやすくなります。なぜならファインダーと目の距離が遠くなってしまうからです。
ファインダーの像がしっかり四角に見えて、それぞれの四角の角がみえていれば、しっかりファインダーを真直ぐ覗けているので、大丈夫です。
もし、映したいところにピントが合わない場合は、まずピントの合う箇所を1点にするモードにしましょう。ニコンなら「シングルポイントモード」
ソニーなら「フレキシブルスポットモード」、キャノンなら「1点AFモード」にして、フォーカスポイントにピントを合わせたいところにを持ってきます。
今回の例の場合は椿の花ですね。そこでシャッターボタンを半押しにすると、ピントが合ったまま固定されるので、半押しの状態のままカメラをを動ごかして
椿が画面の左下に来るようにフレームを調整したあと、シャッターボタンを押し込むと、写真が撮れます。
ポイント⑦絞り値(F値)を一番小さい数値で撮る
これは、もっとも簡単です。まず撮影モードを絞り優先モードに変更します。最初は「オートモード」とか「シーンモード」とか「P」モード
プログラムオートにされている事が多いかもしれませんが、そのモードを「絞り優先モード」に変更します。絞り優先モードはメーカ等によって
表示のされ方は違いますが、ニコン、ソニー、オリンパス製のカメラは「A」、キャノン、ペンタックスは「Av」と表示されているモードにして下さい。
そして変更できる数値を一番小さい表示に変更してみてください。レンズによって小さく出来る数値はちがいます。5.6とか、6.3、4とかが多いかな?
凄いレンズは0.95とかあるみたです。絞り値の値を小さくする事での効果は、ポイント⑤と同じで主役にだけピントが合っていて、それ以外のところにはピントがあっていない状況が強くなります。
主役以外が「ボケている」という状況が強くなりますので、主役とそれ以外の区別が強くなってより画面が整理できる様になると思います。
一眼カメラらしい、ぼけを生かした写真が撮れると思います。
絞り値によるボケ方の違いを作例で見てみましょう。まず絞って(F値を大きして)撮ったものはこちら
F値を小さくしてとったのはこちら
補足
最後に補足です、もし画面が明る過ぎたり、暗すぎたりした場合、露出補正を行いましょう。
露出補正のやりかたは機種によって違いますが、「+/-」と書いてあるボタンから行う場合や、メニューから「+/-」の値を変更するものや、「-2.-1.0.+1.+2」などと数値が書いてあるダイヤル式になっている場合があります。分からない方はご自身のカメラのマニュアルを読んで確認してみましょう。
この露出補正は簡単で、「+」の数値を大きくすれば明るく、「-」の数値を大きくすれば暗くなります。
解説は以上です。いかがでしょうか?わかりやすかったでしょうか?長い記事になって申し訳ありません。
長々説明しておいて何ですが、この記事は作例の写真を撮る為の記事です。
皆さんわかっているとは思いますが、なので全ての写真がこのポイントを使って撮れるというわけではありませんので一応お断りさせて頂きます。
ボケをぜんぜん使っていない素晴らしい写真ももちろんありますし、今回見たににズーム側でなくてワイド側を使用した素晴らしい写真沢山もあります。
なので、皆さんもこの写真が撮れる様になったら、どんどん色んな写真にチャレンジしてみて下さい。
では、今回も最後まで読んで頂いた皆様有難うございます。
もし、この記事が役に立ったと思っていただけたら、周りの写真友達の方にこの記事の事を教えていただけたら嬉しいです。
あと、みなさん、今度こんな写真が撮れる様になりたい。みたいなリクエストがあったら、下のコメント欄にコメントして頂けると嬉しいです。
それでは、みんなで写真ライフを楽しみましょう!!
では、また、次の記事でお会いしましょう。
RYO PHOTO 山口でした。
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